Case

2024.09.18

クライアント支援に「熱さ」と「柔軟性」を。株式会社プレイドとの共同支援プロジェクト

「データによって人の価値を最大化する」ことをミッションに、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を提供する株式会社プレイド。

同ツールを活用したマーケティング支援を得意とするBizsmithは創業当初より、プレイド社と共同でのクライアント支援に取り組んできました。

今回は同社の波多野様に、その取り組み内容についてお話を伺いました。

「PLAID ALPHA」黎明期から続くBizsmithとの取り組み

株式会社プレイド アカウント&プロジェクトマネージャー(兼 Unit Manager) 波多野駿さま

ーーはじめに、貴社がどのような事業を行っているのか、改めてご説明いただけますでしょうか。

波多野:株式会社プレイドでは、CXプラットフォーム「KARTE」をはじめとして、デジタルマーケティングや顧客体験といった領域を中心にプロダクトを展開しています。「KARTE」は、Webサイトやアプリを利用するユーザーの行動をリアルタイムに解析して可視化し、個々のユーザーにあわせて自由なコミュニケーションを取ることができるサービスです。

今期からは、「PLAID ALPHA」という事業を立ち上げまして、CX変革に向けた全体設計から実行までを一気通貫で支援するコンサルティングサービスを開始しました。

株式会社プレイドと聞くと、まだまだ「マーケツールのベンダー」というイメージを持つ方が多いと思うんですが、会社としてはただツールを開発して売るだけの企業になりたいとは思っていなくて、今は必ずしもプロダクトを前提としない支援なども行っているんです。

ーーではBizsmithとの取り組みの経緯について伺えますでしょうか。

波多野:Bizsmithさんとの取り組みを開始した当初は、「PLAID ALPHA」の組織がまだ確立されていなかったんです。とはいえ、会社としてはプロダクト提供後のデリバリーにも力を入れていきたいと考えていて、自社で不足しているリソースをお借りするようなかたちで取り組みが始まりました。

今でこそ、「PLAID ALPHA」によって上流から下流までフルラインナップでデジタルマーケティングにおけるサイクル全体を支援できる体制になりましたが、Bizsmithさんにはこの事業の黎明期からご一緒させていただいています。

波多野駿さま(左)。Bizsmith 三角龍之介(右)

ーークライアント支援において貴社とBizsmithで案件に入る場合、どのような役割分担になることが多いのでしょうか?

波多野:支援プロジェクト全体のPMは我々が対応して、分析や施策設計、施策立案、施策実施、効果検証などの実務をBizsmithさんにお願いすることが多いですかね。案件によってはPMからまるっとお任せすることもありました。

弊社はプロダクトを開発しているので、ツールに関する込み入った話などは対応できるのですが、逆にマーケティング全体の設計などについてはBizsmithさんのような第三者的な会社さまに入ってもらうことでよりクライアントに価値を提供できると考えています。プロダクトを持つ会社なので、自社だけだとどうしてもプロダクト起点で考えてしまう部分もあるんですよね。足りないピースを持ち寄って、プロジェクトを支え合っているような感じです。

クライアントファーストの「熱さ」

ーー具体的な共同プロジェクトの内容について伺ってもいいでしょうか。

波多野:大きな案件で言うと、大手放送事業者のお客さまの支援プロジェクトにご協力いただいています。同クライアントでは、利用しているMAツールが複数ありチャネルごとにツールを分けて運用している状態で、コストも高く、統一的な運用ができないという課題をお持ちでした。

プロジェクトとしては、POCから始まり、ツールの導入、実装、施策移管、運用設計、施策設定など、大規模なものだったので、上流設計からテクニカルなところまで広く対応できるBizsmithさんにご協力いただくことになったんです。

ーー共同プロジェクトを通して、Bizsmithに対してどのような印象を持たれましたか。

波多野:ツールをよく理解していただいているというのはもちろんですが、それ以前に、お客さまに寄り添って伴走するというところに強みを持たれているとお見受けしています。

施策ひとつをとっても、実施して終わりではなく、データに基づいたレポーティング資料を作成して振り返りを実施して、それをもとにネクストアクションの提案までしていただいています。我々もクライアントファーストを意識していますが、Bizsmithさんの姿勢からは「お客さまのために頑張る」という意識を強く感じるんですよね。

波多野:あとは柔軟性ですかね。テクニカルな支援会社さんとかだと、明確にスコープを決めて、要件定義をしてそれ通りに進める、というやり方が多い印象なんですが、Bizsmithさんはどちらかというとアジャイル型っぽい感じ。

要望を全部聞いた上で、細かくアクションを実施して報告してというのを繰り返しながら、最大限要望を叶えていくという進め方を取られています。おそらくBizsmithで働いている方のキャラクターも影響しているんだと思いますが、そういう「柔軟性」と「熱さ」みたいなのを兼ね備えている感じがありますね。

――そう言っていただけて光栄です。引き続き、熱さを持って尽力させていただきます。最後に「PLAID ALPHA」の展望などあればぜひお聞かせください。

波多野:プレイドという会社は、まだまだ「Web接客ツールの会社」というイメージが強いと思っています。ただ、Bizsmithさんをはじめ、パートナー企業さまのお力添えもあり、プロダクトに閉じない価値提供ができるようになってきました。

「PLAID ALPHA」の始動によって、「データによって人の価値を最大化する」という会社のミッションにも近づけてきていると感じています。

単純にツールをお渡しするだけではなく、必要なところは人の手で補いながら、クライアント企業さま、そしてエンドユーザーの皆さまに、データを使った価値提供をしていきたいと思っています。

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